愛する人へ

ぼろぼろになった手袋には君のイニシャルが刻まれていた
いつか君がくれたただ一つの温かいプレゼント

空は白く雪に包まれて月明かりで彩られていた
あの日も同じように君を優しく照らしていた

会いたくて会いたくて君を想う度に
何気ない毎日のことがあざやかによみがえる
幸せな日々に忘れていた言葉今伝えたい愛してる


時は流れ色あせる過去はやがて消えゆくものなのか
隣で笑う君の写真はもう遠い記憶のあなた

いつまでもいつまでも君と居たかったのに
雪夜空かじかんだ手にはあの日の温もりがある
またひとつほどけた糸くずがひらり強く結んだ赤い糸

届けこの想いを愛する人へ

会いたくて会いたくて君を想う度に
何気ない毎日のことがあざやかによみがえる
幸せな日々に忘れていた言葉今伝えたい愛してる



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